青空に飛ぶ 鴻上尚史
痛い、苦しい、恐れ…いろいろな負の思いがあふれでて、
何度となく本を閉じた。
朝の通勤時に読もうと開くんだけど、
気持ちを引きずっちゃうから読めない。
これからこの年頃迎える子供を持つ親として心配しかない。
告げ口と報告の違いをアメリカの学校では
かなりしっかりと教えるという。小説の話だから
本当かは知らないけど。
告げ口は自分達で何とかできること。
報告は誰かを助けること。
子供らに私は伝えられるのか、伝わったのか。
自分の命は自分では決められない。
この二つ、忘れないように、自分。
いつすっきりするのかと読み進めたけれど、
結局いじめは何の解決もしていない。
きっとこの学校では次のターゲットをまた見つける。
すくいようがない、そうなのか。