ポプラの秋 西の魔女が死んだ ぼくは12歳
旅行中に、読めたら、と思って本を入れといた。
毎回手をつけずにそのまま持ち帰ってくる。
今回はどうかな、と思っていたら、
海で遊んでいる時に、他にも遊ぶ人がちらほら。
その時貴重品はいつもどうしてたっけ。
万が一を考えるとこのままここには置いとけない。
あぁ、いつもは他には誰もいないから、
自分も一緒に海に入ってたのか。
じゃあ、しめしめ、と読む。
だいぶ読み進んでから、なんだか先がわかるんだけど、
もしかして、読んだこと…あった。
でも何回読んでも心地よい読後感。
あんまりにも有名で、でも読んだことなくて、
そんなに有名ならきっと面白いだろうな、と
思って持っていったら、最初と同じような
おばあちゃんと孫が出てくる話なのね。
置いといたら上の子あたりが手に取ってくれるといいな、と
思いながらもその気配がなかった本。
12歳が書いたとは思えないくらい。感受性。
でも12歳だからこその繊細さ。
こう感じてた頃あったなぁ、と。
本を木陰で、のんびり読めるなんて、
贅沢だわーと満足しているところを
本ばっか読んでて写真取ってないじゃん、と
後で家の人から指摘を受ける。
スマホで撮る米粒程度なら撮らなくてもいいんじゃない。
だめかい。